研修講座9 「地方議会の活性化」
研修のねらい・目標
●「基本編」においては議会制度の概略と議員に求められる基礎知識を学びます。
●「議会改革編」においては「開かれた議会」づくりのための議会の活性化策について事例とともに考えてみます。
半日(基本編)コース 講義3h
講義名 「地方議会基本研修講座」
目標 | 主として新人議員および議会事務局職員を対象に、議会制度の概略と基本について理解することを目標とします。 |
講義概要 | 1.議会制度 議員定数や議会の権限など議会制度の沿革を学びます。 2.議会の組織 議長・副議長、委員会、協議の場(議員協議会など)、議会事務局の法的位置づけを学びます。 3.会議・議事の運営 会議原則をはじめとして標準会議規則および委員会条例を基に、会議・議事運営を解説します。 4.議員の紀律 兼業・兼職の禁止事項や懲罰事犯など議員の紀律と心構えについて学びます。 |
半日(議会改革編)コース 講義3h
講義名 「議会改革研修講座」
目標 | 議会改革の取組み事例を学ぶとともに、政務活動費をめぐる訴訟事例や長と議会の対立などについて考察します。 |
講義概要 | 1.議会改革 議会基本条例や議会報告会などの取組み事例のほか、一般質問や議会広報紙の改善・向上策を考えてみます。 2.政務活動費 政務活動費(旧政務調査費)の訴訟・判例を通じて問題点を考えてみます。 3.長との対立 議案の修正・否決、町長の再議、長に対する不信任議決など、町長と議会が対立した場合の法的措置と事例を考えてみます。 |
講師プロフィール
勢籏 了三(せはた りょうぞう)
1948年6月生れ。
北海道町村議会議長会参与。
女満別町(現大空町)議会事務局長を歴任後、1994年から2014年まで北海道町村議会議長会勤務。事務局次長の後、事務局長を務める傍ら、2009年から2014年まで全国町村議会議長会が設置する「地方議会運営の実務」検討委員会委員長として議会運営上の実務的問題の解決に当たったほか、標準町村議会会議規則の改正等に関わる。
著書等:
『地方議会の政務活動費』学陽書房刊
『地方議会の政務調査費』学陽書房刊
『標準町村議会会議規則・委員会条例詳解』共著・学陽書房刊
『議員定数論』2009年9月号「自治実務セミナー」誌掲載
『議会事務局のこぼれ話』2010年から2013年まで「議員 NAVI」誌連載